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ブランディングっていつ終わるの? ~ブランディングのゴールとリブランディング~

ブランディングのゴールはいつ?

ブランディングとは、企業や商品、サービスの「らしさ」を見つけ、それをターゲットへ理解浸透を促し、他との差別化を図る活動全般と言えます。では、何をどこまでやれば「ブランディングが完了した」と言えるのでしょうか。ブランドを定義できた、ターゲットへ発信できた、しっかりと認知されていることが検証できた・・・ひと通りやり終えたと思っても、それらはゴールに見えて実はブランディング活動の1サイクルに過ぎません。

今の時点では他にない独自の価値も、時代が変わっていくにつれて新しいサービスや、新しい競合会社が登場してきます。こうなると、ターゲットが感じる価値が下がってきたり、受け入れられづらくなるなど価値にも変化が出てくることになります。そのため、企業活動が続く限りは、この時代の変化を捉え、必要に応じてブランドは見直し続ける必要があります。その意味では、ブランディングにゴールは無いと言えるでしょう。

では、何を見直せば良いのか?

時代が変わったからといって、その度に頻繁に企業の考え方を変えたり、商品やサービスを全く別のものにしてしまっては、何を考えている企業なのか分からず社員も顧客も混乱してしまいます。新しい時代や顧客にも受け入れてもらうためには、根本の理念(思想)は変わらなくても、見据える将来(ビジョン)と、そこにおける自分の役割(使命)、使命を果たすために生み出す価値(バリュー)を見直していくことが必要です。

50年売れ続けているロングセラー商品も、100年続く企業も、常に時代に合わなくなった部分を見直しているからこそ、愛され続けているわけです。時々、有名な企業や商品のスローガンやロゴが変わったのを見かけるのが身近な例ですね。このように継続してきたブランディングを大きく見直すことを「リブランディング」と言います。

いつ見直せば良いのか?

5年に1度、10年に1度、といった明確なタイミングはありませんが、きっかけとして例えば以下のようなことが挙げられます。

・中長期の経営計画が、これまでと異なる新しい方針に変わった。
・社長が代替わりして、事業方針が変わった。
・周年を迎え、これまでを振り返り、これからを改めて見据えることになった。

いずれも共通するのは、今の時代や顧客のニーズを改めて考え、提供する価値やポジションを見直す大きな節目であるということ。そして、ブランドの価値が下がっているときだけではなく、成長しているときにもリブランディングは有効であるということです。

100周年を大きなきっかけとしてリブランディングを実践したミヨシ油脂株式会社様や、社名変更に伴いリブランディングを行ったUPWARD株式会社様など、ジェイスリーではリブランディングを支援した実績も豊富です。

「今は万事うまくいっているから」「特に課題を感じていないから」と、リブランディングには目を向けていない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、ブランディングと同様にリブランディングを実施するにも、数か月あるいは年単位の期間を要します。大きな節目を迎えようとしているとき、他社との優位性が下がっていると感じたときは、実は既に手遅れの状況にあるかもしれません。
順調と思っているときこそ、今のうちに時代と顧客を分析してみることをおすすめします。まずは分析だけでも、という企業の方もお気軽にご相談ください。

プロデューサー 藤井 洋志

大学卒業後、システム・エンジニアの職に就いたのち、2006年にジェイスリーに入社。ディレクターとして、WEBサイトやコーポレートツールなどの企画・設計から、取材、ライティングまで幅広い業務に携わる。これまでの担当クライアントも観光、保険、商社、交通、住宅、ホテル、IT、機械、飲食など多岐にわたる。また、JNTOなど自治体・企業のインバウンドコンテンツやプロモーションの実績も多数。現在は、事業部のマネージメントを行いつつ、企業のブランディングを主体としたコンサルティングを行っている。島根県出身。

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