企業ブランディングに極めて重要な「社会貢献活動」

自社のパーパス(社会的な存在意義)を再定義し、社会貢献活動に活かす企業が増えています。御社ではいかがでしょうか?
社会貢献活動を行い、その活動内容を広く知らしめることは「企業価値」の向上に結び付きます。今回は、企業のブランディングにおける社会貢献活動の意義や重要性について考えてみたいと思います。
企業によって千差万別な社会貢献活動
企業の社会貢献活動は、企業の持続可能な成長のために地域や社会、環境に対する影響に責任を取る行動であり、CSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)とも呼ばれます。スポーツや音楽、地域の伝統といった文化的な支援なども含まれます。
活動に取り組むのは企業であり、その企業で働く人(役員やアルバイトなども含む)が取り組みの実行対象となります。
企業によって社会貢献の仕方は千差万別。ビジネスの内容や事業に関係するもの、地域に対する活動、環境保護に関連したもの、SDGsへの対応に伴う活動などさまざまです。企業の考え方(企業理念)や中期経営計画、経営者や従業員の想いといったものがベースになり、どのような社会貢献を実行するのかが決められます。
社会貢献活動は、企業に大きなメリットをもたらす
企業が社会貢献活動を行うことでもたらされる主な影響を挙げてみましょう。
・従業員同士のコミュニケーション
それぞれの従業員が共通の目的や価値観を持って活動に取り組むことで、組織としての一体感や活性化が図れます。また、活動に参加することや活動への共感を通じて、組織としての共通認識・共通理解を深めることにもなります。
さらには、普段の部署間や役職などを意識しない活動ができ、活動を通じて相互理解や帰属意識の醸成が行えます。
・顧客や取引先からの信頼獲得
活動内容を発信することにより、「この企業はこんな社会貢献をしているんだ」というポジティブな印象を持ってもらえます。企業としてのイメージが向上し、信頼感を高めることにつながります。
・企業のブランド価値の向上
社会的な課題や地域の問題に積極的に取り組んだり、支援活動を行ったりすることは、企業の価値観や考え方・姿勢を伝えることになります。顧客や一般消費者、世の中に広く企業の社会貢献活動を知らしめることは、企業のブランディングにプラスに直接的に作用し、企業イメージやブランドロイヤルティの向上が期待できます。
さまざまなブランディングに効果的な社会貢献活動
前述のように、社会貢献活動は企業のブランド価値を高めることができるため、ブランディングに重要な役割を果たしていると言えます。
対外的なブランディングだけでなく、社員間の交流や共通認識の確認が深められるため、インナーブランディングにも効果的です。社会貢献活動への参加が、企業への満足感や肯定感、モチベーションの向上につながります。
そして、社会貢献活動は採用ブランディングにも効果を発揮します。社会貢献の内容が、応募検討者の価値観と合致して共感を得られれば、「自分の考えと近い、共感できる企業だ」と応募してもらえる可能性が高まります。また、採用時のミスマッチも減らせます。他社とは違う社会貢献活動であったり、差別化できる活動内容であれば、より効果が期待できますが、そのような活動でなかったとしても、情報発信の方法や活動内容のまとめ方・伝え方次第で共感を得ることが可能です。
弊社がご支援した企業のWebサイトの中で、社会貢献活動を紹介している例をいくつかご紹介します。
≫ 株式会社JALグランドサービス様
「サステナビリティ」コンテンツを設け、SDGsへの取り組み、ダイバーシティ&インクルージョン、社会や人に対する貢献などを紹介しています。
≫ スターツコーポレーション株式会社様
「サステナビリティ」コンテンツを設け、具体的な活動事例を細かく紹介。また、「スポーツ文化活動」コンテンツでは、所属するアスリートへの応援や、協賛・主催するスポーツ大会、文化活動などを掲載しています。
≫ 井本商運株式会社様
「環境への取り組み」コンテンツでは、新造船の開発のほか、業界としての取り組みや新技術の導入による環境保全への貢献をご紹介しています。また、災害などが発生した際、国民・国家の安全確保のために協力する指定公共機関となっており、被災地からのがれき運搬などを行われています。
≫ ミヨシ油脂株式会社様
100周年記念に社会貢献の内容を含めた企業パーパス動画を制作。現在、新卒採用サイト内で公開し、共感する学生からの応募を増やしています。
社会貢献活動は大企業だけが行うものではありません。その活動によって、他社との差別化や企業としての特色を打ち出すことが可能なので、むしろ中小企業にこそ社会貢献活動は望まれるものです。
企業としての価値向上やブランディングを実践する際には、どのようなカタチで自社の社会貢献活動をアピールするのが効果的なのか、しっかり考える必要があります。ジェイスリーにご相談いただければ、目的に合わせた社会貢献活動の訴求方法やまとめ方などをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
販促系広告制作会社でコピーライターとしてキャリアをスタート。BtoB商材を中心にカタログやSPツールの企画制作に従事。その後フリーランスとして独立し、約16年活動。その間、宣伝会議主催のWebライター養成講座の講師も担当。2019年よりジェイスリーに合流し、海運、観光、製造、商社、建設など多岐にわたる業種で、プランニング・コピーライティングおよびディレクション業務に携わり、わかりやすく伝わる文章制作を実践。整形外科分野(特に腰・膝・足首)の知見も持つ。熊本県出身。
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