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ジェイスリーがフィールドワークを大切にする理由

価値探しをする時にジェイスリーが大切にしている「フィールドワーク」に絞った事例を紹介しているシリーズ。

第1回/見る、感じる、体験する
第2回/聞く、聞く、聞く、とにかく聞く
第3回/一緒に考える

最終回は「第3回/一緒に考える」の事例をご紹介します。

主人公は誰だ!?

前回記事では、現場で語られる正直でリアルな声を徹底的に聞くことを実践しているお話をしました。

ヒヤリングを重ねながら本質を探り当て、正しくわかりやすい表現を検討し仮説を立てクライアントに提案する…これでいったんひと段落つくと思いきや、この後の過程において最も重要なプロセスがあります。

それは「さて、主人公は誰でしたっけ?」に立ち戻ること。

私たちは方向性を視える化し企業活動の運営やサービス販促の「指針」を提供します。そしてこれらを「実践」していくべく試作メニューや計画、具体的なツールや方法の準備などの支援を行います。

そう、「実践」するのは私たちではなくあくまでクライアントなのです。私たちはあくまで伴走者、主人公ではないのです。そのために、私たちからの提案をしっかりと腹に落としていただき「自分たちごと」として認識していただく必要があると考えています。

もちろん、伴走する私たちにも当事者意識を持って主体的に関わり、深くコミットする姿勢が必要です。

共に出る航海、大切な北極星を探しに行こう

時々、こんなことがあります。

私たちが提案をする際に「なにをどう考えたか」をはっきりと提示せずA案B案C案、この中から選んでくださいといった提案をしてしまったとします。するとクライアントから返ってくる大抵のフィードバックは「他にないですか?」といったもの。そしてまた同じようなプロセスでD案E案…と繰り返す。

こちらが考えたことを伝えないから、相手はどう考えていいかわからないのです。または、一緒にどこを目指すのかのゴールが共有できていないために、なにが正解なのか?どう意思決定すればいいのか?がわからなくなっているということもあります。はたまた、私たちが一方的に提案した指針が先走り、全くクライアント側の腹に落ちていなかったということもあります…とても怖い話です。

こういったお互いが不幸な末路を辿ることにならないためには、やはり関わる全ての関係者の当事者意識と主体性がカギになってきます。そのため私たちは、クライアントとのディスカッションや対話を重視し、一緒に考える行程に時間を割くようにしています。

丁寧にミーティングを重ねたり、時にはワークショップ形式をとりながら課題の設定やゴールした後の世界観を共有し、プロジェクトチーム全員が指針とする北極星を定めます。

こうしてなるべく早い段階で合意を形成した上で、プロジェクトをキックオフさせることができれば、例えば先述のようなA案B案C案に対しても、判断基準が明確なので意思決定がスムーズになります。途中で迷いがあったり違った意見が入ってきても、全員で合意した指針(北極星)が定まっているので納得感のある軌道修正も可能です。

地道な地上戦こそが私たちの主戦場

ここまで3回にわたって、私たちが大切にしている「フィールドワーク」をテーマに振り返り発信してきました。改めて感じたことは、私たちジェイスリーは、リアルや本質をやたらと知りたがりクライアントをすぐに巻き込みたがる、スーパーおせっかいな人たち、なのかもしれないということです。

最近ではDXやCXといったカタカナ用語が飛び交う空中戦が盛り上がっていて、もちろん私たちはここでも戦っているわけですが、その一方でリアルや本質、現場主義といった地道な地上戦も私たちの得意技であり「ジェイスリーらしさ」でもあるんだな、といったイメージです。

そして、これこそが私たちがクライアントに提供できる価値なのではないかと確信したような気がします。まだまだ足りないこともありますが、愚直に実践していきながら磨いていきたいと思いました。

これからも私たちジェイスリーは、みなさまと共に知恵を出し合い意見を交わし善き関係を築いていきながら、ブランディングを通じて「道しるべ」となりみなさまを成功に導く、スーパーおせっかいなブランディングパートナーでありたいと思います。

 

取締役 中川 桜

1998年よりカタログやSPツール制作中心の制作会社にてデザイナーとしてのキャリアをスタート、2000年にジェイスリー入社後本格的にエディトリアルデザインの業務にどっぷり浸かり、多数の月刊誌、旅行系雑誌やムックのアートディレクターを歴任。現在の活動は、WEBメディアの企画や制作ディレクション、インナーブランディングのコンサルなど、クライアントの課題解決のための改善提案立案およびコンサルテーション業務まで多岐にわたる。座右の銘は「自分の感受性くらい、自分で守ればかものよ」

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