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コロナ時代こそ!インナーブランディングを始める前に準備すべきこと

この1、2年、特に「withコロナ」という言葉がよく聞かれるようになり、同時にインナーブランディングの重要性についてお問い合わせいただくことが多くなってきました。特に総務や広報の担当の方から「何から始めたらいいの?」という声が多く聞かれます。ここでは、インナーブランディングのセミナーを担当しているジェイスリーの藤井が、まず始める前に確認しておくべきことを紹介していきたいと思います。

 

インナーブランディングとは?実践するメリットとは?

インナーブランディングとは、普段私たちが暮らしの中で目にする商品やサービスのブランドとは異なり、企業内部に向けて、社員の想いと企業の想いを同じ方向に向けることで、一体感や帰属意識を醸成することを言います。

これを実践することで、企業が発信しているメッセージと、社員の企業活動の間に一貫性が生まれ、社員のモチベーションや協調・結束力の向上、離職率の抑制、ひいては外部に向けたブランドの向上にも貢献するメリットがあります。

 

会社の「本気」、どこまで伝わっていますか?

インナーブランディングは一言でいえば、「会社の想いを、分かりやすく社員へ理解・浸透させること」です。

ただ、企業理念、ビジョン、ミッションといった言葉たちは、そのまま読むだけでは真意を理解しづらく、受け取り方も社員によって千差万別かもしれません。また、役員レベルでは、これらをきちんと理解し実践している場合もありますが、数百人の社員を抱えていたり、様々な場所に拠点が点在していたり、全く業務が異なる職種がたくさん存在する企業ほど、全社員に同じ理解を浸透させることは、なかなか難しいといえます。

注意すべきことは、いくら企業が本気をもってビジョンやミッションを声高に発信し続けても、それ自体が目的となり、肝心の社員が本気で受け止めてくれているか、正確に推し量ることが出来ていない可能性があるということです。

 

伝える相手はリモート画面の向こうにいるということ

特に、コロナ禍でリモートワークが増え、従業員とのコミュニケーションが業務遂行上の必要最低限のものになりがちな今、社員の定量的なスキルや成績は把握できても、想いや考えをしっかりと知り、受け止める機会は少なくなってきています。

企業が社員へ発信する内容や伝え方は重要なファクターではありますが、そもそも伝える相手(社員)が、どのような人で、どこまで、どのように企業の想いを理解しているかを知ることがインナーブランディングの第一歩と言えるでしょう。

 

まず、やるべきは企業と社員の「想い診断」

インナーブランディングの実践前の準備としてやっておきたいことは2つあります。1つは役員・経営層へのインタビュー。まず経営層が想い描き、設定した理念やビジョン、ミッションが具体的に、どのような状態を指すのかヒアリングすることです。また、自身がそれらを社員にどこまで浸透できていると意識しているかを明らかにしておきましょう。たとえば部長クラスは理解して実践している、課長クラスは理解しているが実践できていないと思う、などです。

2つ目は、社員に対するヒアリング(アンケート)です。理念やビジョン、ミッションの「理解度テスト」といった形では社員が身構えてしまい、本音を言いづらくなってしまいますので、自分の目標や、自社で成し遂げたいこと、今の会社に共感していることを主軸にすると良いでしょう。無記名にするのもアリかもしれません。ただし、所属や役職、年齢や性別など属性は把握したいところです。全社員へのアンケートが難しければ、リーダー職に限定する、ある拠点のみ実施するなど段階的に実施していくのも良いと思います。

この2つをやっておくことで、役員・経営層と社員との想いのギャップが浮き彫りになり、インナーブランディングを実践する際に「何を、どこまで、どうやって」が見えてきます。

 

晴れてインナーブランディングの実行フェーズへ

前述のような準備なくして、突然ブランドブックを作って配る、全員集会を開催する、といったアクションをしてみても、社員一人ひとりが同じ方向を向くのは難しいと言えます。まずは現状を見える化し、社員に伝えるべきことを明確にしたうえで発信する策を検討していくべきです。そうすることで、社員が他人事から自分事へ意識を変え、あるべき方向へ納得して、意欲をもって進んでいってくれることになるでしょう。

また、インナーブランディングの施策も1回で終わるわけでなく、たとえば1年かけた計画と実行の後、改めて社員にアンケートを取ってみることで実施前後の変化を把握し、更なる改善のために次に何をやるべきか見えてくるはずです。

 

実際にご相談いただく方にお話を聞くと
「アンケートをとってみたけど、この結果をどうしよう?」
「そもそもどんなアンケートにしよう?」
「本来業務が忙しくて、やりたいけどやれていない」といった声をいただきます。
そんな時は、ぜひ私たちにお話をお聞かせください。
まずは自社のインナーブランディングを取り組んできたジェイスリーがきっと力になってみせます。

プロデューサー 藤井 洋志

大学卒業後、システム・エンジニアの職に就いたのち、2006年にジェイスリーに入社。ディレクターとして、WEBサイトやコーポレートツールなどの企画・設計から、取材、ライティングまで幅広い業務に携わる。これまでの担当クライアントも観光、保険、商社、交通、住宅、ホテル、IT、機械、飲食など多岐にわたる。また、JNTOなど自治体・企業のインバウンドコンテンツやプロモーションの実績も多数。現在は、事業部のマネージメントを行いつつ、企業のブランディングを主体としたコンサルティングを行っている。島根県出身。

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