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今すぐできる短期間で効果的なブランディング施策とは

ブランディングを検討されているお客様からよく聞かれる質問に「ブランディングはどのくらいの期間を要するのか?」というものがあります。ブランディングの対象が何か(企業やサービス・商品など)によって異なりますし、取り組みにかけられる期間や時間が限られている、前提条件がある、といった場合は、その範囲で実行に移す必要がありますので一概には言えませんが、少なくとも半年以上は想定しておく必要があるでしょう。

一方で、特に年度末が近くなると聞かれるのが、「ブランディングに興味はあるが、時間が取れなかった」「長期にわたって携われるプロジェクトメンバーが集められなかった」「大規模なプロジェクトなので予算の捻出が難しかった」といった、ブランディングの必要性は感じているが、なかなか実行に移せなかったという声です。

このような方に、年度内の限られた予算や年度初めのトライアル的な実施など準備段階として、ある程度コンパクトな規模でできるブランディングの取り組みを3つご紹介したいと思います。

1.自社の理念体系の整備状況を分析する

企業ブランディングを実施する際に、最初のステップとなるのがさまざまな現状分析です。中でも自社の理念体系について調べておくことは現在の課題の所在を明確にする意味でとても重要です。
理念体系とは、具体的には企業理念(または経営理念)、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、他にもパーパスや行動指針などです。分析すべきは以下の5点です。

・「企業理念は存在するが、MVVが無い」といった理念体系の状況の把握
・理念体系は誰が、いつ、どのような想いで定義したのか経緯の調査
・表現(言葉)が分かりやすく伝わりやすいか、の確認
・体系的に説明できる内容になっているかどうか、の分析
・今の自社の姿にふさわしいかどうか、の分析

現在の整備状況によりますが、1~3カ月程度で調査・分析、課題の発見まで進めることができます。

2.自社の価値・魅力を洗い出してみる

他社と差別化できる自社の価値や魅力は何か、答えられますか? また、その答えは社員一人一人が同じ答えになるでしょうか。おそらく、部署、役割、役職、年齢などによって答えは異なることが多いでしょう。あるいは答えの粒度に差が出てくるものと思います。
複数の答えがあることは決して悲観することではなく、むしろさまざまな価値や魅力を社員が感じていると言えるでしょう。重要なのは、それらをしっかり洗い出して社内で共有することです。これができれば、社員が同じ想いを持ち、同じ目標に向かって、チームワーク良く進んでいくことができます。

ただし、自社の価値・魅力を洗い出すには、単なるアンケートでは重要さが伝わらず、率直な意見や深堀した意見を得ることは困難です。短期集中でフレームワークに沿って社員自らが考えるワークショップの開催がおすすめです。

これは参加人数によりますが、事前準備~開催~集計・分析まで2~3カ月が実施期間の目安です。

3.コーポレートツールを見直してみる

コーポレートツールとは、企業が社内外とコミュニケーションを行う際に使用するツールのことです。例えば以下のようなものがあります。

社外向け:会社案内、商品案内、企業サイト、採用サイト、封筒・名刺、ロゴ、その他定型資料など
社内向け:社員証、社章、社内報、クレドカード、ポスター、その他掲示物など

見直す観点としては「ツールによって異なる言葉で異なることを発信していないか」と「見た目と印象がバラバラになっていないか」の2点です。これが統一されていないと、単に「古い」「良くない」というだけでなく、企業としての姿勢や取り組み自体がブレているとも捉えられかねません。
本来であればツールの統一はブランドの定義・表現の工程を経たうえで実施していくものですが、
もし、あまりにも現状に問題がある状況であれば、まずはここから解決にを進めるのも一手です。

1つのツールを見直すだけであれば、時間はさほど要しませんが、全てを統一するには一定の期間が必要です。
最短でも2カ月程度は見込んでおくのが良いでしょう。

ブランディングの全貌を念頭に置きつつ、効果的な短期的施策を

ここでは短期的なブランディング施策をいくつかご紹介しました。ただし、目の前の問題を解決するだけの考えでいると、いざ中長期的なブランディングを後々実施する際に大きなやり直しが発生するリスクがあります。ブランディングの全工程を見据えつつ、今、取り組むべき効果的な短期的施策が何なのか検討・検証することが重要です。

ジェイスリーではさまざまなブランディングの支援実績を踏まえた、1~2カ月で一つの区切りをつけられる取り組みも支援が可能です。もし、今置かれている状況や課題に対して、上記のような施策がヒントになると感じた方は、ぜひお話をお聞かせください。

プロデューサー 藤井 洋志

大学卒業後、システム・エンジニアの職に就いたのち、2006年にジェイスリーに入社。ディレクターとして、WEBサイトやコーポレートツールなどの企画・設計から、取材、ライティングまで幅広い業務に携わる。これまでの担当クライアントも観光、保険、商社、交通、住宅、ホテル、IT、機械、飲食など多岐にわたる。また、JNTOなど自治体・企業のインバウンドコンテンツやプロモーションの実績も多数。現在は、事業部のマネージメントを行いつつ、企業のブランディングを主体としたコンサルティングを行っている。島根県出身。

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