採用サイトでリアルを伝える〜写真撮影に重要なポイント3つ

採用サイトでリアルを伝える〜写真撮影に重要なポイント3つ

採用サイトに掲載するコンテンツの王道である「社員インタビュー」。なぜ必要なのか?どんなメリットがあるのか?については、過去の記事でもご紹介していますので、ぜひ読んでいただければと思います。

▼求職者の共感を得る「社員インタビュー」とは
▼企業の魅力は「人」で伝わる 採用サイトの社員紹介ポイント

そこで今回は、この社員インタビュー制作の際に必ず必要となる写真撮影について、大切なポイントを3つご紹介します。

①現場のリアルを伝えましょう。

撮影内容の打ち合わせを進めていく中で、「うちのオフィスは散らかっていて恥ずかしい」「汚いとか暗いとかネガティブな印象にならないだろうか」などの不安の声をよくお聞きします。

例えば、オフィス内での撮影の場合はパソコンケーブルや目立つ色味の文具や私物などは片付ける必要があったり、工場や研究室の場合は社外秘の資料や機材がありますので、多少の制限は発生します。

ですが、普段はあたり前に存在するものを意図的に排除した空間には違和感が生じ、これは見る人にも伝わってしまいます。また、入社した後に「思ってたのと違う」といったミスマッチを起こしかねませんので、可能な限り「いつも通り」を意識したシーンを切り取ることが重要です。↑株式会社JALグランドサービス/コーポレートサイト(弊社実績)http://www.jgsgroup.co.jp/

↑ミヨシ油脂株式会社/採用サイト(弊社実績)https://www.miyoshi-yushi.co.jp/recruit/

あとは、一般的には立ち入ることができないような仕事現場であれば臨場感を伝えることができますので、入社後の自分の姿をよりリアルに想像することができ求職者の期待感を高める効果も。↑井本商運株式会社/採用サイト(弊社実績)https://www.imotoline.co.jp/company/recruit_kaijo.html

求職者はリアルを求めています。広告的な作られた写真はすぐに見破られますので注意が必要です。

②単調でありきたりなシーンはできるだけ避けましょう。

パソコンを触っている、電話で話している、、、うーんあとは何しよう?と悩んだ経緯の声が聞こえてきそうな採用サイトは多くあります。仕事風景としてのステレオタイプな写真ばかりを掲載してしまうと、ある意味他社のサイトに掲載されていても通用してしまう、オリジナリティのない採用サイトになってしまいます。

オフィス風景という固定概念にとらわれず、例えばランチタイムや社用車での移動…など会社の外に出て撮影するのもおすすめです。日頃愛用しているアイテムや仕事に欠かせない道具などのカットも、日常のリアルを表現するのに効果的な手法です。↑ミヨシ油脂株式会社/採用サイト(弊社実績)https://www.miyoshi-yushi.co.jp/recruit/

また、会議室などで行われるインタビュー中に撮影を行ってしまうと、表情やポーズに動きのないシーンの連続になってしまうため、テキストでどんなにわかりやすく魅力的に仕事内容を話していたり、活き活きとした表情をされていたとしても、普段の仕事風景や雰囲気=リアルが伝わらないのはいうまでもありません。どうしても場所移動が難しい場合は、インタビュー中にプライベートに少し踏み込んだ話題を振ってみると、緊張がほぐれるのでリラックスした良い表情が撮れることもあります。

③リラックスできる環境を、現場の全員で作りましょう。

出演いただく社員のみなさまは、もちろんプロのモデルやタレントではありませんから「自然にお願いします」と言われてもそれは無理な話。

ですので、現場の雰囲気づくりはとても重要。これはカメラマンだけに頼らないで、現場にいる全員が協力して「場の空気」を作りましょう。いつも一緒に働くメンバーにも現場に来てもらうのもいいですね、ただしこれまでの経験から言いますと、上司の方にはご遠慮いただいた方が良さそうです(…小声)

あとは、「撮られている」と意識していない時を狙うのもポイントですね。撮影の合間にふとスマホをチェックしている姿や、誰かと話をしているときの表情などを狙うのもよし、後ろ姿や手元を押さえておくのもよし。こうすることで掲載する写真にバリエーションが出て、被写体の「人柄」までも表現できるのでおすすめです。↑寄居建設株式会社/採用サイト(弊社実績)https://www.yorii-kensetsu.co.jp/recruit/


今回は、リアルを伝えるテクニックを中心にお話ししてきましたが、「そもそも私たちのリアルってなに?」と立ち止まってしまわれる方もいらっしゃるかと思います。みなさまにとっては、普段は意識しない日常の当たり前ですから仕方ないことですよね。

ですが、そんな日常の何気ないシーンこそが企業風土であり、企業価値がたくさん詰まっている宝箱だと私たちは考えています。

ジェイスリーでは、みなさまの企業の魅力をしっかりと引き出し、求職者が求めるリアルを正しく伝える採用ブランディングのご提案、制作運用のご支援を行っています。まずはお気軽にご相談ください。

 

取締役 中川 桜

1998年よりカタログやSPツール制作中心の制作会社にてデザイナーとしてのキャリアをスタート、2000年にジェイスリー入社後本格的にエディトリアルデザインの業務にどっぷり浸かり、多数の月刊誌、旅行系雑誌やムックのアートディレクターを歴任。現在の活動は、WEBメディアの企画や制作ディレクション、インナーブランディングのコンサルなど、クライアントの課題解決のための改善提案立案およびコンサルテーション業務まで多岐にわたる。座右の銘は「自分の感受性くらい、自分で守ればかものよ」

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