ブランディングの肝となる、顧客との「接点」

製品やサービス、企業や自治体などが、顧客(見込み客)とどのタイミングでどのようなコミュニケーションを取る(=接点も持つ)のかは、ブランド戦略を考える上で非常に重要です。

ブランドを意識するのはいつ?

人がブランドを意識するのはどんな時でしょうか?
人は、何か商品が欲しい時や困りごとを解決したい時、積極的にブランドを意識します。現代では、多くの人が欲しいものを探す時や課題を解決したい時、サイト検索を行います。自分の欲求や目的を達成してくれるのはどの商品・サービス、どの会社なのか?検索して比較検討を行い、どれを選ぶか(どのブランドにするか)を決定します。決定にあたっては、サイトに掲載されている情報を確認し、「これは良さそうだ」と総合的に判断されることが必要です。
言い換えると、顧客(見込み客)は、商品やサービスを購入する前あるいは会社などを決める前(契約する前)の検討段階で、ブランドとの接点があるわけです。

顧客とブランドの接点は、さまざまなタイミングで生まれる

検討段階のほかに人がブランドを意識するのは、商品やサービスの購入時、そして使用する時となります。もし、検討から購入まで、購入から使用開始までにSNSやメール、電話などでコミュニケーションを取っていれば、それらのやり取りの際にもブランドを意識する機会が生まれます。
商品やサービスを使っている間、使った後も、ブランドを意識するタイミングです。顧客は、使ったことで満足を得たり、問題が解決できたりすると、ブランドに良い印象を持ちます。「○○を使って良かった」とクチコミで広めることもあれば、次回購入する際にも同じものも無条件で選ぶこともあります。
今までに述べた接点は、人が購買行動を起こし始めた時からのものですが、特に何かが欲しい、必要という想いがない時にも人とブランドの接点はあります。
広告(Web、テレビCM、雑誌、屋外など)を目にした時には、無意識のうちにブランドを意識(理解)することになります。また、人との会話の中であるいは第三者の会話の中で聞いたり、SNSなどで目にしたりした時も同様です。
Web広告には、その人が閲覧したページや検索キーワードなどを基に広告をカスタマイズして表示する行動ターゲティング広告があります。より可能性の高い人を選んでブランドを意識させる接点を増やし、選択・購入に導く手法です。

「接点」を重視したブランディングを

顧客との接点は「タッチポイント」や「コンタクトポイント」とも呼ばれます。
検索によるタッチポイントで顧客の意識付けを高めるには、SEO対策を取ったり、リスティング広告を展開したりすることが有効と言えるでしょう。
企業は、あらゆる顧客との接点を検証し、それぞれの接点に効果的な意識付け(顧客に対して良い印象を与える施策)を行うことが必要です。そうした施策をいくつも組み合わせ、総合的な戦略として実行することが「ブランディング」となります。ブランディングは、あらゆる顧客との接点の積み重ねで構築されると言えるでしょう。
ジェイスリーでは、顧客との接点を重視したブランディング施策を提案し、実践しています。
ブランディングについてのお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

コピーライター・プランナー 津留 靖

大学卒業後、100名以上の社員のほぼ全員がコピーライター兼プランナーという販促系広告制作会社でキャリアをスタート。BtoB向け多機能商材をメインに、カタログやSPツールの企画制作に従事。その後、フリーランスとして約16年活動。ライティングの仕事で携わった企業数は200社を超える。2006年春には宣伝会議主催の『Webライター養成講座』講師を担当。2019年よりジェイスリーに合流。「言葉には、人を動かすチカラがある」ことを信じ、わかりやすく伝わる文章制作を実践する。熊本県出身。

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