企業の周年時に考えたい社内の意識改革に有効な施策

もうすぐ4月となり、多くの企業が新年度を迎える時期になりました。
中には周年を迎えられる企業もあるかと思います。
周年というと、社内の意識を統一させるためや、モチベーションを高めるために、「何か記念イベントを行う」「記念品を作る」など特別な事をするという慣例があるように思われますが、果たしてそれらが有効な取り組みなのでしょうか?
本記事では社内の意識改革を周年時に行いたいと思った時に、考えるべきおすすめの施策について記載したいと思います。

周年は特別なタイミング

企業の周年は、創業・設立から5年ごと、あるいは10年ごとの、切りの良いタイミングに限らず、創業・設立記念日を毎年祝う場合や、3年や7年といった企業独自の周期で祝う場合もあります。
しかし、どのような周期であれ、自社のことを見つめなおす良いタイミングと言えるでしょう。

■企業にとって大きな転換期
周年はただ単に創業・設立をお祝いするだけではありません。
企業にとっては、今後の10年、20年など長期的な視点を持ち、次世代に向けて何をしていくのか、社会からどの様なイメージを持たれたいか等、企業の先を考える重要なタイミングということを改めて把握しておきましょう。

■社員・組織にとっても大きなタイミング
また、周年は企業全体だけでなく、社員・組織にとっても重要です。
今後の企業の方向性によって自分のキャリアや生活がどの様に変わってくるのか不安や疑問を持つ社員も多くでてくるでしょう。そのような不安や疑問を抱えたまま、企業が次のステージに進もうとしても、企業の方向転換はうまくいきません。
内部のことも考慮したうえで企業の今後を検討しなければならないことも認識しておきましょう。

周年時におすすめの取り組み

周年を迎えるというと、「記念イベントを開く」という企業も多くあるかと思います。
しかし、周年時に行う取り組みはイベントに限りません。おすすめの取り組みをご紹介します。

■多くの企業が記念イベントを行う理由
企業が周年記念イベントを行う理由はさまざまですが、一般的には今までお世話になった方々に対して感謝の気持ちを伝えつつ自社のプロモーションを行い、今後の目標や方向性を示すことで、従来以上に自社への理解や信頼、愛着を深めてもらったり、良い関係を継続してもらうこと、また、自社の企業理念や歩んできた歴史、そしてこれからの目標や方向性といった戦略についての認識を共有するという目的をも持って行われることが多いです。

■イベントだけでは組織の士気は上がらない
確かに、社外の関係者に対しては前項の通りイベントを行うことでよりアピールになるでしょう。
しかし、社内に対してはどうでしょうか。
前述した通り、周年は社外だけではなく、社内の組織・社員にとっても重要なタイミングです。企業が今後どの様なことを行うのか、イベントを通じて社外に発信するだけで組織・社員が抱える不安や疑問の払しょくはできず、組織の士気を上げることは難しいと言えます。
社内には社内向けの取り組みを行うことで、組織の士気を上げ、一丸となって次に進むことが望まれます。

■周年ブランディングで企業を変える
ではどの様な取り組みを行えば良いのでしょうか。
そこでおすすめしたい施策が周年ブランディングです。

周年ブランディングとは、創立や創業からの節目の年を活用し、企業ブランドを新たに刷新、確立する手法のことです。企業のリブランディングとも関係性が強いことも特徴のひとつです。

周年ブランディングは転換期を迎える企業が行うことで、経営戦略やミッション・ビジョン・バリュー、場合によっては経営理念の再定義をします。
これら企業の思想が刷新されることで、企業が新たなステージに進むことを示すことができ、社外に対してはもちろん、社内のモチベーションを上げることにもつながります。
そうすることで、社内外どちらからも信頼関係をより深くすることが期待でき、企業の経営層だけでなく、社員・取引先など、文字通り全社が一丸となって次のステージに進むことができる取り組みなのです。
詳細についてはこちらの記事もご参考ください。

周年ブランディングで社内の意識も変革する

前項でも記載した通り、周年ブランディングは単一の周年イベントとは違い、複合的な施策を講じることで企業の社内外に向けて、これから何をして、どうしていくかを発信し、各関係者との信頼関係を構築できる方法です。
では、実際にはどのような対応をすれば良いのでしょうか。
例えば、弊社でサポートさせていただいた、ミヨシ油脂株式会社 様(https://www.miyoshi-yushi.co.jp/)では、創業100周年にあたり、記念事業を行いました。
創業100年を迎えるにあたり、企業の存在感を出していきたい、また社内向けにインナーブランディングを行いたいというご要望があり、周年ブランディングとして、以下のことを行いました。

・100年の歴史をひも解きながら、これからの未来につながる内容を盛り込んだ記念サイトの作成
・企業の存在価値を表すパーパスムービーの制作
・特設サイトのほか、社内報の特別号(印刷物)の企画・制作など

上記を行った結果、対外的な発信だけではなく、社員に対する意識付けが図れ、最大の目標であるインナーブランディングを図ることや、パーパスムービーを通して、100周年を迎えた企業の決意を表現できたとご満足いただけました。
このように周年ブランディングは企業の社会的なイメージをさらに向上、企業のPR、中長期的に収益向上を目指すだけではなく、社内の意識改革にも大いに貢献することができます。

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企業の大きな節目である周年記念。
ただ単にイベントを行うだけではなく、さまざまなメリットが考えられる周年ブランディングを考えてみませんか?

ジェイスリーでは、企業の周年記念をサポートするブランディングメニューをそろえており、御社に適した周年ブランディングのご提案からコンテンツ制作・運用まで対応しています。
「そろそろ企業の記念を考えようか。」と思われた際には、お気軽にご相談ください。

ディレクター・マーケター 野尻 拡

大学卒業後、会計事務所で財務・会計・経営の支援を行う中で「中小企業の成長のために、もっと具体的な支援をしたい」という想いを持ち「ブランディング」の領域に携わることを決意。2021年にジェイスリーに入社し、前職の経験を活かしてクライアントの経営環境分析や企業分析を行い、よりよい事業運営のきっかけ作りに従事している。千葉県出身。夏好きの12月生まれ。ビギナーキャンパー。

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