求職者が共感する、採用サイトの「社員紹介コンテンツ」具体策

<初回公開:2023年01月20日/更新日:2026年6月11日>
企業の採用サイトにおいて、もはや必須とも言える「社員紹介(インタビュー)」コンテンツ。多くの企業が導入していますが、求職者が興味を持ち、共感してくれる内容のものでなければ、本来の目的である応募者の獲得につながりません。「ありきたりなプロフィール紹介」ではなく、求職者の入社意欲を高めるような社員紹介コンテンツとはどのようなものか、具体例を挙げてご紹介します。
求職者は「人」で企業の良さを判断している
株式会社学情が行なった、就職活動に関するインターネットアンケート(2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象)の結果を見ると、内定先の企業に入社を決めた理由として、「人(人事や社員の人柄や雰囲気)」は23%と大きな割合となっています。
昨年度の結果から見ても、内定先企業の「人」が、就職先決定の判断材料として大きな比重を占めていることは明らかと言えます。
引用:株式会社学情 「就職活動に関するインターネットアンケート」
つまり、求職者が「こんな人たちと働いてみたい!」と「自分に合った雰囲気の職場だ!」と思える内容を伝えることができれば、求職者は企業に共感し、魅力を感じ、自社を就職先として決める大きな要因となるでしょう。
逆を言えば、「人」が伝える情報を軽視して安易にコンテンツをつくってしまうと、求職者は会社の良し悪しを判断する情報が少なくなり、共感を得られず魅力も感じづらくなる恐れがあるということです。
一般的な「社員紹介」が求職者に響きづらいワケ
各社の採用サイト見かける社員紹介コンテンツには、主に以下のような項目が並んでいます。
■一般的な社員紹介の内容
・出身学部
・勤続年数
・現在の仕事内容
・入社を決めた理由(「人が良かったから」「社風に惹かれて」など)
・今後の目標、将来の夢
・応募・入社を検討している方へのメッセージ など
「社員紹介」としては十分網羅された項目が並んでいるように見えます。しかし、求職者目線で見ると「どの会社の採用サイトを読んでも同じに見える」という致命的な弱点があります。
特に「良い人が多い会社」「アットホームな雰囲気」といった抽象的な言葉は形骸化しやすく、求職者の心には刺さりません。応募者に響くコンテンツにするためには、抽象的な言葉を「具体的なエピソード(ストーリー)」へと変換する必要があります。
全ての求職者にまんべんなく伝えようとする内容のコンテンツは、実は誰にも刺さりません。自社が求めているような人材に応募してもらうには、自社が求める求職者(採用ターゲット)が「職場環境に何を求めているか」や「仕事に何を求めているか」によって、切り口を明確に変える必要があります。
したがって、社員紹介コンテンツに記載する内容は、採用したいターゲット層について分析し、知りたがっている情報・共感してもらえる内容を洗い出して制作することが望まれます
例えば、業界の仕事に魅力を感じているターゲット像なら、
・業界での自社の影響力についてどう感じるか(会社にいて感じる自社の強み)
・仕事をする上で重要だと思うこと
・関わっているプロジェクトの内容と自分の業務など
他にもライフスタイルを重視しているターゲットなら、
・どのような働き方ができるのか
・福利厚生の種類や取得率・利用率
・休日の過ごし方など
このようにターゲットに合わせた内容を盛り込むことで、求職者は知りたかった情報に触れることができ、その情報を発信している企業に対し、より魅力を感じてくれます。
社員紹介で魅力を伝えるためにまず行うこと
上述のような項目を記載するためには、前提となる情報を整理する必要があります。魅力を感じてもらう社員紹介コンテンツの設計をするためには、まず下記の事項を進めてみましょう。
■採用ターゲットの明確化
自社が求める人物像を確立させ、その人物にあった採用活動をしていきます。
■採用ターゲットが求める情報のアイデア出し
採用ターゲットが知りたい社員紹介の情報を考案していきます。
可能であれば、採用ターゲットの境遇に近い社内メンバーにヒアリングしてみましょう。
■掲載情報の選定と内容整理
出た案の中で採用ターゲットに向けた情報を選定し、情報を集約後、採用サイトへ掲載します。
採用ターゲットを明確にし、そのターゲットに合わせた社員紹介の内容を設計することで求職者は自分の知りたい内容に触れることができ、さらにその内容を通じて「人」の魅力を感じます。
それが積み重なり、採用活動の成功へとつながっていくことになります。
冒頭でもお伝えした通り、いまや求職者のほとんどが企業の「人」を見て就職をするかどうかの判断軸を持っています。
そのような状況で、とりあえず社員の紹介をすればよいという考えのもと、コンテンツをつくってしまうことは悪手とも言えます。
よくあるコンテンツだからこそ、その内容は採用ターゲットが知りたい情報を掲載しなければなりません。
そのためにまずは、採用ターゲットを明確にし、必要な情報を整理することで、競合他社よりも魅力を感じてもらえるようにコンテンツをつくり上げていきましょう。
事例で見る、求職者を惹き付ける社員紹介コンテンツ
“ものごとの本質を見極め、可視化して「価値」を伝える”ジェイスリーでは、プロジェクトの始動時からお客さまの課題をヒアリングして採用サイト構築を行なっています。求職者に理解してもらうべき企業情報を、ターゲット人材が共感しやすい形に加工して発信していきます。
ジェイスリーがご支援した採用サイト構築における社員紹介コンテンツ実績から、採用ターゲットの共感を得ることに成功したものをご紹介します。
■アートテクノ株式会社
当初は採用パンフレットを制作されたいというご相談でしたが、採用活動の状況をヒアリングしたうえで採用サイトの制作をご提案。採用ターゲットからの共感獲得を狙い、動画コンテンツも追加でご提案しました。
社員インタビューは、Webサイトやパンフレットでは文字として、動画コンテンツでは豊かな表情とリアルな音声で表現。仕事のやりがいや職場の雰囲気、社員自身の魅力を、求職者に伝えることに成功しました。
■日本航空株式会社
空港業務に特化した採用を強化するための採用サイトを構築。さまざまな業務があること、多様な働き方ができること、国内に多くの勤務先(空港)があることを知ってもらい、興味喚起や挑戦への意欲を沸き立たせることを目的としたコンテンツを用意しています。
社員インタビューでは、仕事の内容や働き方のほか、具体的な志望動機を掲載して共感を得やすくしました。さらに、「一日密着」の動画も追加し、なかなか知ることができない実際の業務内容を体感できる内容にしています。
求職者は、社員紹介コンテンツを見て、「自分の未来の姿」を想像し、入社への一歩を踏み出すかどうかを判断します。求職者の感情を動かすためには、ターゲットを明確にし、彼らが本当に求めている「リアルなストーリー」を届けることで、競合他社にはない自社だけの強みや魅力を打ち出すことが欠かせません。
ジェイスリーでは、お客さまの採用課題にあわせて柔軟にご提案いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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