- Case Study
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アロハストリート フリーペーパー作成

プロジェクトの概要
ハワイを旅する日本人観光客向けフリーマガジン「アロハストリート」は、ワイキキのストリートラックをはじめ、ホノルルにあるショップやレストラン、サロン、ノースショアやカイルアなどで配布されています。ジェイスリーでは1999年よりアートディレクション、デザインを担当。
このプロジェクトは、長年の経験と知見、そしてハワイ現地とのコネクションなどをアピールできるツールとなりました。さらにたくさんのお客様から「ハワイのことならジェイスリー」と頼っていただけるまでになれたことが、私たちの強みです。
制作・運用の体制
ホノルル市内に編集部があり、SkypeやLINEなどのオンライン通話を使って定期的に打ち合わせなどを行っています。また、写真や原稿など素材の受け渡しや校正の出し戻しには、同期システムを導入した専用サーバを使用しています。
時差などのどうしようもできない「距離」や、やりとりの大半を占めるメールでのコミュニケーションを上手く活かせる方法を模索し、また技術の進化や時流にも柔軟に対応してきた結果、距離を感じることなく編集部と一体となって制作に取り組めています。
これまでの変遷とこれから
かつてまだPDFデータが主流ではなかった頃は、プリントアウトした校正紙をわざわざ国際郵便で送っていたり、印刷下版前には、編集スタッフがジェイスリーの会議室に缶詰め状態になったり……トラブルで出稿が遅れた時などは、成田空港の喫茶店で大急ぎで校正してそのまま帰国される、なんていうこともありました。
今でも一部紙での校正は残っていますが、概ねデジタル効率化ができていることから、全体のスケジュールに余裕が生まれ、時間をかけるべきところに注力できるようになり、クオリティアップにもつながっています。
クリエイティブのポイント
1999.01
常に観光客の気持ちになって、「使える情報」の整理や、文化の違いに影響されない的確なビジュアルコミュニケーションを心がけています。また、フリーペーパーにありがちな「広告だらけ」な印象にならないよう、書店売りの雑誌のような読み応えや楽しさ、持って帰りたくなってもらえるようなデザインをしています。
2018.05
たくさんのフリーペーパーが並ぶラックの中で、より旅行者の目に留まり、手に取っていただけるよう表紙をリニューアルしました。
表紙写真を全面に用い、モデルに目が引かれるような構図を意識したフォトディレクションを行い、さらに、「お得な情報やクーポンが満載」ということを分かりやすくするため、全体的な文字要素の大きさや言葉のセレクトを改めて見直しました。
また、巻頭特集では掲載店のより詳しい店舗情報をQRコードでアロハストリートのサイトへ誘導し、読者のサイトへのアクセスの利便性を上げるなど、サイトと冊子の連携を強化しています。



クレジット
- Date: 1999〜
- クライアント : Wincubic.com, Inc.
- 業種 : 旅行・観光
- サービスメニュー: グラフィックデザイン
- 事例種別: カタログ・パンフレット
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Service
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