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  • Case Study
  • 松田電気工業株式会社

中期経営企画策定に向けた理念体系の再構築支援

プロジェクトの概要

創業70周年に向けた「中期経営計画策定コンサルティング」の一環として、その主軸となる経営理念の再構築を支援いたしました。既存の経営理念は「創業精神」「経営信条」「社訓」「社是」など複数の項目が設けられていましたが、網羅的ながらも複雑で、社員に浸透していないという課題がありました。創業者が込めた想いを汲み取りながら、シンプルで伝わりやすい体系にブラッシュアップすることを目標とし、プロジェクトを推進いたしました。

アプローチ

経営陣の皆さまとともに既存の経営理念に込められた要素を整理し、重要なキーワードを抽出。さらに全社員アンケートを実施し、現場の方々が抱いている課題感、顧客や地域社会に対して提供できると考える価値なども洗い出しました。その全てを俯瞰的に確認しながら議論を重ねていき、「経営理念」「スローガン」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の5つの理念として言語化いたしました。

施策

1.全社員アンケート
現行の理念体系に関するアンケートを実施。

2.役員へのヒアリング
社長、会長、取締役、執行役員の皆さまに対し、理念体系に関する事前アンケートを実施。その回答結果を確認したうえで、数回にわたってヒアリングを行い、どのような要素を理念体系に入れるべきかをより具体的に伺いました。

3.重要キーワードの抽出
全社員アンケート、役員アンケートおよびヒアリング内容から、企業理念として重要だと考えるものを抽出。それらを「経営理念」「ミッション」「ビジョン」「バリュー」のどれにふさわしいものかを、ディスカッションを重ねながら整理しました。

4.仮の経営理念・MVVの作成
抽出・整理した重要キーワードや、ディスカッションの内容などを参考にしながら、JAYTHREEで仮の経営理念・MVVを数パターン作成。ふさわしいものはどれかを役員の皆さまと共に検討し、ブラッシュアップしていきました。

5. 理念キャンプの実施
ブラッシュアップした複数の経営理念・MVV案をもとに、最終的な形態や内容を決めるため「理念キャンプ」を実施。貸し会議室で丸一日かけて議論を行い、最終案に落とし込みました。議論が特に白熱したのは、「経営理念」の方向性について。格式の高さを保ちつつ、若い世代にもわかりやすい表現にするためにはどのような表現が適当なのかを模索しました。その過程で、メンバーからの評価が高かった柔らかでキャッチーな「経営理念案」を「スローガン」として採用していただくことに決定。

6.社長による決定
理念キャンプの内容を踏まえ、経営理念・MVVをブラッシュアップ。社長様からのご指示のもと微調整を実施し、理念体系の再構築が完了しました。

クレジット

  • Date: 2024.1〜4
  • クライアント : 松田電気工業株式会社
  • 業種 : 建築・建設・不動産
  • サービスメニュー: ブランド設計、ブランド開発、リサー
  • 事例種別: ブランド設計、ブランド開発、リサー