- Clients Voice
- グローウィン・パートナーズ株式会社
創立20周年を前にVIを等身大にアップデート。
未来に向けてブランドのリフレッシュをご支援しました。

今回は、M&A戦略をはじめとしDX推進など幅広い経営課題に向き合いコーポレート・イノベーションの創造と、関わるすべての人々の成長(Growth)と成功(Win)を支援しているグローウィン・パートナーズ株式会社様のブランディングプロジェクトについて、代表取締役CEOの佐野様とプロジェクトを担当された吉田様にお話しを伺いました。
お客様に
評価いただいたのは、
課題解決に向き合う
等身大の私たち
どのような経緯でジェイスリーにブランディングをご依頼いただいたのでしょうか?
当社は2025年8月に20周年を迎えますが、これに先立ち創業当初に作成した企業ロゴを新しくしたいと考えたのがきっかけです。
以前のロゴを作成した起業当時は、数人程度の小さいコンサルティング会社でした。お客様から信頼を得て、安心して当社にご依頼いただけるように、企業ロゴやWebサイトなどをカッチリとした固いイメージに統一し、いい意味で人間味を排除していました。実際は経営課題の解決に向け、クライアントの担当者に親身に寄り添い、一緒に汗を流すのが当社のコンサルティングスタイルなのですが、ロゴから想起するイメージはこのような“人間力”には訴求せず、よりサービスの実績や品質を訴求することに重きを置いていたのです。
そのような中、長期にわたってご依頼いただいているクライアントに「なぜ当社を選び続けていただけているのか」と伺う機会があった際に、「人が良かったから」「話しやすい」「親身になってくれる」など、私たちがクライアントの課題解決に向きあう際に大切にしている“万事我事と徹底した顧客目線”といった姿勢を体現した答えをいただいたのです。
このことから私たちがクライアントに与えていたイメージと、クライアントに評価いただいているイメージのギャップが大きくなっていると感じていました。さらに採用面においては、求職者に対して当社が大切にしているコンサルティングスタイルを訴求しきれていない可能性も考えられました。
また、オフィスを移転し、明るくカフェのような開放的な空間にしたのですが、創業当初の固いイメージとはいい意味で全く異なった印象をお客様や求職者に与えています。
そうなると、いよいよ旧ロゴ制作時の企業イメージと現在の企業イメージの溝が埋まらなくなりました。
創業から19年経ち、お陰様でプライム上場企業をはじめとする多くのクライアントからご愛顧いただきながら会社も軌道に乗り、従業員数も増えました。クライアントから評価いただいているコンサルタントの“人間力”やオープンな雰囲気を上手に表現し、等身大のグローウィン・パートナーズを訴求していきたいと考え、ジェイスリーさんに依頼いたしました。

ディスカッションから
生まれた
メンバーの一体感
ブランディングプロジェクトをやってみていかがでしたか?
プロジェクトが始まる前は「プロジェクトメンバーが違う方向に考えを発散させて収集がつかなくなるんじゃないか」とか、「周囲の意見に配慮して自分の考えを抑えてしまうメンバーがいるんじゃないか」といったことを懸念していました。ただ、実際に始まってみると思っていた以上にメンバーが主体的に意見交換をし、円滑に進めることができました。メンバーが自由闊達に意見を出していたのが印象的です。キーワードやキービジュアルをもとにワークショップやディスカッションを行って、「グローウィン・パートナーズらしさ」や「どういう会社に見られたいか」というアーキタイプをメンバーやジェイスリーさんと設計したので、ロゴのデザインを決めていく段階ではメンバーの考え方に一体感がありましたね。

メンバー間で「私はあっちのデザインがいい」といった意見のズレがほとんどなく、とてもスムーズに決められました。クライアントを導く「力強さ」や「寄り添い」、そして私たちの理念である「成長と成功」といったイメージを、硬軟あわせ持ったロゴマークで総合的に表現することができ、私たちらしさの「万事我事や徹底した顧客目線」から生まれる「お客様への親しみやすさ」を表現したロゴができました。

新しくなったことを
感じさせないほど
自社らしいビジュアル・
アイデンティティ
ロゴやツールを社内で発表したときはどのような反応でしたか?
コーポレートカラーが赤からオレンジになったことにびっくりした人は何人かいましたが、あとは「結構いいじゃん」という声ばかりで、ロゴが変わることにネガティブな反応はありませんでした。以前のロゴは「クール」とか「かっちりしている」という印象を持った方が多かったと思うのですが、ロゴが変わってからは、名刺交換をした方から「現代的になりましたね」とよく言われるようになりました。
私たちは形のあるものをお客様に提供しているわけではないので、ロゴの変更はとてもインパクトのあることだと考えていましたが、いい意味でロゴが変わったことを感じさせないほど、自然に使えています。
ロゴの決定後には名刺やパワーポイントのフォーマットデザインなど営業ツールも制作しました。制作過程でデザイナーと、これまでの使いづらさや不満を解消できるように相談を繰り返したので満足のいくものができました。社内からはパワーポイントが使いやすく洗練されたという声もあり、また、オンラインミーティング用のWeb背景は私が知る限りほぼ全員が使用しています。ロゴ変更前にもWeb背景はありましたが、そこまでは浸透していませんでした。機能性も配慮し、使いやすくなったからか今回はリリースと同時にみんな使ってくれています。

「Making Corporate Innovation」を実践し、
成長と成功を実現する
ロゴやツールを新しくしたことで、その他に変化はありましたか?
提案物やアイデアの幅が、一段と広がりました。今まではカチッとした雰囲気でしたが、時代に合ったロゴになり、パワーポイントのフォーマットやカラースキームも洗練されたことで、より伝わりやすくデザインされた資料が出てくるようになりました。採用活動の考えも柔軟になって、SNSなどの媒体が効果を発揮しやすい、繋がりを意識した施策を実施してみようなど「既存のやり方に縛られずに新しいことへ挑戦しなければ」という雰囲気が社内に醸成されています。オフィスの移転から始まり、ロゴ、名刺、パワーポイントのデザインと、この一年で次々新しいものになりましたから。
経営陣としては「20年近く使ってきたロゴまで変えた。企業を成長させるためにやることは何でもやり、進んで変わっていこう」と、吹っ切れたところもあります。営業の面でも、SFAやMAといった業務支援ツールを導入し、若いスタッフの採用・教育も部門制からプール制に移行しました。新しいシステムやルールへの変更に反発する人が出てきてもおかしくなさそうですが、問題なく乗り越えられたのは、今回のプロジェクトによって「変わらなくていいものなんてない」という意識をみんなが持つようになったからかもしれません。
このビジュアル・アイデンティティのアップデートを足がかりに、コーポレート・パーパスである「コーポレート・イノベーションの創造へ。( Making Corporate Innovation)」を、私たちが自ら率先して実践し、これからもクライアントの成長と成功を実現してまいります。

ジェイスリー担当者の
「思い」
ハイクオリティ、かつ価値あるサービスを提供し、お客様・スタッフを始めとする関わるすべての人々の成長(Growth)と成功(Win)を支援することを理念に掲げているグローウィン・パートナーズ様。多くのスタッフの方々とお話しさせていただき、ワークショップやディスカッションを経て「本来の姿」と「理想の姿」を融合させた企業イメージをビジュアル化させていただきました。このビジュアル・アイデンティティのアップデートにより、もとより思いやりと向上心に満ちあふれていたグローウィン・パートナーズ様ならびにスタッフの方々が、一層の進化を遂げられたことをうれしく思っています。このプロジェクトを通じて成長させていただいた一人として、グローウィン・パートナーズ様が一つでも多くの成長と成功を実現されることを願っております。