シリーズ: お客様の思いをカタチに。 Vol.3

株式会社商船三井 様

フェリー事業への送客につながる、
『フェリー旅の価値』を伝えるオウンドメディア改修

今回は、総合輸送グループとして私たちの暮らしに欠かせない資源・エネルギーや物を世界中の海で運ぶ「物流事業」、およびフェリーや客船を中心とした「旅客事業」を行う株式会社商船三井様に、弊社ジェイスリーと仕事をしてどのような印象をもたれたのか、インタビューに伺いました。

サイトが伸び悩んでいる時期に、
積極的に提案をいただきました

弊社グループのフェリー「さんふらわあ」で旅する人をもっと増やしたいという考えから、2018年4月にジェイスリーさんご協力のもとオウンドメディアサイト「カジュアルクルーズ さんふらわあ」を制作しました。

サイト立ち上げから約4年間で165本もの記事を掲載し、新規記事の掲載にあわせてサイト全体のユーザー数やページビュー(以下、PV)数は順調に伸びていきました。ですが、2021年の夏以降にコンバージョン(以下、CV)率が伸び悩みはじめました。また、ジェイスリーさんからの積極的な提案もあって記事のバリエーションを広げていたのですが、新規記事のアイディア出しの段階で既存の内容と重複・類似するなどの課題も出てきていました。そのようなタイミングで、既存記事のリライトによるグロースプロジェクトを提案いただきました。

2020年の時点でも記事数はかなり充実しており、サイトとしての完成度は高いという評価が出ていました。そのため、SEOを踏まえた本格的なリライトで記事の質を高め、ターゲットの興味をひくような新しい切り口の発見や、サイト内の関連する記事への回遊を目指すのが得策という判断に至りました。そうすることで、PV数の高い「船酔い対策」や「ペットとフェリー旅」などの人気記事をはじめ、サイト全体でのCV率向上を目指すことにしました。一般的に「CV率の合格ラインは数%」とされているなか、プロジェクト開始時点でCV率は4.7%あったのですが、「これを2倍にできたらすごいよね」ということで10%程度を目標に設定しました。

最新の知見と最適な提案、
歩調をあわせる親身さに安心感を覚えます

プロジェクト当初はWebアクセス解析ツールの見方や分析の切り口がまったくわからず、ジェイスリーさんにリードしてもらいました。SEOについて質問をしたときには、Web上にある情報だけでなく「検索エンジンの最新の傾向はこうです」と、時流を先取りした情報を教えていただき、常に最新の情報を仕入れていることに驚かされたのを覚えています。

また、一般的に広告の費用対効果は計測しづらいものと言われているので、弊社でも漠然と考えていたのですが、切り口の設定の方法次第ではそれが出せることを示してもらえたのが印象的でした。

ジェイスリーさんには、ベストなブランディングを提案していただきつつも、弊社の歩調に合わせて伴走していただいています。スピーディーな業界・分野なので、当たり前のようでいてありがたいことだと思います。「情報だけくれれば記事を書きますよ」という企業さんもある中で、きっちりと取材をして記事に仕上げてくれるのもうれしい点です。実際に弊社の提供しているサービスを体感して記事にする、乗船しているいろいろなタイプのお客様の声を記事にする、など弊社でやりたいけれどできないことを、私たちに成り代わってやっていただけるので大変助かっています。

インフルエンサーを起用する企画でも、フォロワー数や概要欄などの表面的な情報だけでなく、フォロワーとの接し方やインフルエンサーとコミュニケーションした感想も踏まえて、依頼内容にふさわしい方を提案いただけるので非常に安心できました。

会社にも影響を与える、質の高いサイトになりました。

グロースプロジェクトでリライトを始めてから、各種KPI指標が向上しています。CV率は2022年12月時点で8.5%と、前年比1.8倍にまで上昇しました。

オウンドメディアをはじめとする広報活動全体が、会社にも良い影響を与えているのだと思います。LNG燃料フェリーの登場などによって弊社への注目が集まっているこのタイミングで、それに見合う質の高いオウンドメディアにレベルアップできていたことは企業的に大きなプラスでした。社内的にもフェリー「さんふらわあ」のプレゼンスは高くなっています。以前は、「さんふらわあ」のことを知らない社員もいましたが、今ではその存在を知らない人はいないのではないでしょうか。社会からの注目度が高まったことで、以前より各種メディアから広報チームへの取材申し込みも増えました。

当たり前になっている自分たちの価値を、
客観的に示してくれる。

ジェイスリーさんは、顧客のニーズやその先にいるエンドユーザーのニーズまで正しく把握し、足並みをそろえて事業を一緒に進めてくれる「良き伴走者」です。右も左もわからなかったオウンドメディアの立ち上げ期から今日まで、弊社のやりたかったことと状況にあわせてさまざまな提案をしていただき、サイトを成長させることができました。

そのなかで、ジェイスリーさんの強い好奇心と積極果敢に仕事に取り組む姿勢を感じました。自分たちでは気づけない、当たり前になっている価値を、客観的に示してくれる点もうれしかったです。

これからは、利用者の少ない20〜30代女性とインバウンドにどうアピールするかが重要だと思っています。今後も様々なことにチャレンジしていきたいので引き続き伴走していただけるとうれしいです。

ジェイスリー担当者の「思い」。

環境負荷の少ないLNG燃料船や新しいクルーズ船の投入計画など、積極的な事業展開をされている商船三井様。より多くの方に「さんふらわあ」を知ってもらい、実際の乗船につなげるために、アクセス解析・改善の仮説立て・ユーザー行動を想定した構成を踏まえて記事を制作しています。そのことが、PVやCVの増加に結び付き、商船三井様にも認めていただけて、うれしく思います。

今後もユーザー視点に立ったコンテンツ企画を実践するとともに、「カジュアルクルーズ さんふらわあ」の新たな役割や価値創造を行ってまいります。そして、ユーザーとしての視点を持ちつつ、商船三井様のこれからの事業展開についても、伴走してブランディングを支援いたします。

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