- Case Study
- 原子力発電環境整備機構
活動の認知向上と親近感醸成を目的とした新ブランドのオウンドメディア立ち上げを支援

プロジェクトの概要
NUMO(原子力発電環境整備機構)が取り組んでいる高レベル放射性廃棄物の最終処分やNUMOの取り組みについて、さらなる認知・理解向上と親近感醸成のためのオウンドメディア立ち上げを支援しました。
実施の背景
▼高レベル放射性廃棄物の最終処分の必要性の訴求
高レベル放射性廃棄物は既に発生しているため、最終処分は取り組まなければならない課題であるが、最終処分に対する認知や関心は向上の余地がある。そのため、社会全体で取り組む必要があることに共感や関心をもってもらえるような工夫を行うことが求められている。
▼NUMOの技術力の訴求
地層処分に関する技術力強化と信頼性の向上のため、国内のみならず国際会議への参加や世界各国との共同研究を通じて、世界各国と連携して最先端技術や最新の知見を得ながら処分事業に取り組んでいることを訴求し、NUMOや地層処分技術に対しての安心感・信頼感を持ってもらいたい。
▼地層処分の候補地の拡大
長期にわたる事業であり、多くの候補地から長期間にわたつて安全性が確保できる場所を選定することが理想的だが、日本においては現時点で文献調査の実施地域は2町村のみとなっており、文献調査実施地域の拡大が重要課題となっている。
文献調査実施地域を拡大するには、地域住民の理解と協力を得ることが必要不可欠であり、そのためにも高レベル放射性廃棄物の最終処分という課題やNUMOについて全国の皆さまに認知・関心を高めていただくことが重要である。
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上記の改善施策のひとつとして、情報発信の充実・強化のためのオウンドメディアを新たに立ち上げたい。
アプローチ
放射性廃棄物についての理解度や地層処分の興味関心の度合いなどから、ターゲット層を4つのタイプに分類し、そこから本媒体でアプローチするべきターゲット層を抽出・設定。本媒体の位置付けと役割を明確にすることで、その他の広報活動との相互効果を高めることを狙いとしました。
施策
・読みやすいフォーマット設計
専門的な内容が多く、文章メインの構成となることを踏まえ、タイトルと本文のメリハリや、本文テキストの行間やストロークなどのフォーマットを検証を重ねて設計。掲載する情報量を確保しつつ、スッキリと見えるレイアウトに。
・運用面を考慮した設計
プリント用のPDF版は一般的なプリンタでも出力することを想定し、断ち落としを使わないデザインに。
Web版も汎用性を考え、多様な記事に対応できるようなフォーマットに。
・信頼感と親近感を意識したデザイン
内容をしっかり伝えることををメインとし、デザイン的な装飾は最低限に。
堅苦しい印象になりすぎないよう、気軽に見てもらえるように全体的に柔らかさを出すように意識しつつ、信頼感が伝わるようにあまりポップにならないようにバランスを取りながらデザインに落とし込んだ。
効果・成果
・オウンドメディアの前身であるweb版のレポートからの比較として、PV数で約4倍、訪問ユーザー数でも2倍以上にアップした。
(創刊号/1ヶ月の比較)




クレジット
- Date: 2023.6〜
- クライアント : 原子力発電環境整備機構
- 業種 : 自治体・行政
- URL : https://www.numo.or.jp/shinchika/backnumber/
- サービスメニュー: Web制作、デジタルマーケティング、運用・保守
- 事例種別: Webサイト
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Service
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