企業成長の鍵!4月に実施すべきインナーブランディングとは?

桜が咲き誇り、緑がいきいきと輝きはじめる春。新年度が始まり、新入社員を迎え入れるなど、企業にも新しい風が吹き込みます。そんな4月は、全社員で企業の価値観を共有する「インナーブランディング」を実施する絶好のタイミングです。今回は、4月にインナーブランディングを実施するメリットと、施策例をご紹介します。
インナーブランディングとは
ブランディングというと、商品・サービス、ロゴやパッケージ、Webサイトや広告など複数のタッチポイントを通して、消費者により良いイメージを醸成する活動=アウターブランディングを想起される方が多いでしょう。それに対して「インナーブランディング」は、企業が有する「ブランド価値」を社内に向けて発信・浸透させ、自社のブランドに対する理解を促進する一連の活動を指します。
全社員が、企業が有する価値観を共有・理解することで、業務をより円滑に進められるようになるほか、社員自身が「自社ブランドの体現者」となり、顧客ならびに取引先企業の社員に対して、自社ブランドを浸透させることが可能となります。
インナーブランディングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
4月にインナーブランディングを実施すべき3つの理由
インナーブランディングは、いつでも取り組み始めることが可能です。しかし、新年度がスタートする4月に始めることで、下記の「3つのメリット」を得ることができます。
1.新入社員の早期適応
4月には、多くの企業で新入社員が入社します。インナーブランディングを通して、組織としての価値観、企業文化、上司や先輩社員らの考え方を理解・共感してもらうことで、スムーズに職場の環境、関係性に適応することが可能となります。
2.社員のエンゲージメント向上
勤務年数が長い社員ほど、自社の「ブランド価値」を特別なものだと感じにくくなってしまいがちです。新年度という節目にこそ、改めて企業理念やパーパス、MVV(ミッション/ビジョン/バリュー)に込められた想いについて理解をさらに深めることは、モチベーションを再確認し、さらなる向上をめざすきっかけとなります。新入社員だけでなく、多くの社員を巻き込んだインナーブランディングを実施し、エンゲージメントの底上げを図りましょう。
3.組織文化の強化
日々の業務の中で、部署を超えたコミュニケーションを図るのは難しいという会社・組織は多くあります。そのような状況を改善するためにも、インナーブランディングは有効です。部署横断型のチーム編成で施策を実施すれば、交流の機会を創出できます。その中で「同じ価値観や文化を共有している」「こんな視点があったのか」と相互理解を深めることで、コミュニケーションの活性化、ひいては組織文化の強化を狙えるのです。4月にインナーブランディングを実施し始めれば、新入社員と他社員の相互理解を早期から推し進めるが可能になります。
4月にやっておきたいインナーブランディング施策
では、具体的にはどのような施策が考えられるでしょうか。今回は下記の5つをご紹介します。
1.理念の再確認と共有
新年度から全社員が同じ価値観を共有して一致団結できるように、キックオフミーティングでパーパスやMVVを再確認しましょう。「理念がない」あるいは「古くなっている」という場合は、理念構築のプロジェクトをスタートさせることを検討すると良いでしょう。
2.社員参加型のワークショップ
新入社員と他社員との間で、価値観や考え方を確認・共有することを目的としたワークショップを開催しましょう。企業の価値観や文化についてディスカッションし、具体的な行動指針を策定するなどの内容が効果的です。
3.理念や価値観の発信
社内報やイントラネットを活用して、企業のビジョンやミッション、成功事例のほか、経営層や社員の価値観や考え方を共有できるコンテンツを定期的に発信します。企業理念や会社としての価値観を日常的に発信・浸透させることをねらうほか、全社員共通の話題を提供することでコミュニケーション機会を創出することができます。
4.チームビルディング活動
社員同士の連携を強化するために、チームビルディング活動を実施します。例えば、アウトドアでのアクティビティや社内イベントを通じて、社員同士の絆を深めることができます。社員同士の相互理解は、業務をスムーズに推進させるための潤滑油です。定期的・長期的に実施することをおすすめします。
5.表彰制度の導入
企業の価値観に基づいた行動を取った社員を表彰する制度を導入します。これにより、社員のモチベーションを高めながら、企業文化の浸透を促進することができます。
インナーブランディングは年度初めの実施が効果的
年度初めの4月にインナーブランディングを実施することは、企業の成長と社員のモチベーション向上にとって非常に有効です。新年度のスタートに合わせて、理念やMVVの再確認、社員参加型のワークショップ、社内コミュニケーションの強化など、具体的な施策を実施することで、企業全体の一体感を高めることができます。これにより、社員一人ひとりが企業の価値観を共有し、共に成長していくことが期待されます。
ジェイスリーでは前述した施策だけにとどまらず、企業様が抱える課題、ご希望の条件に合わせてインナーブランディングのプランをご提示しております。
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「インナーブランディングのここがわからない」などのご相談でもかまいません。どんなことでもお気軽にご相談ください。
2012年よりライターとしてのキャリアをスタート。音楽系フリーペーパーや地域情報サイト、週刊誌、ムック本などさまざまな媒体の制作に携わる。2015年には広告代理店に入社。教育機関のキャッチコピーやタグラインの開発、各種SPツール掲載用のインタビュー記事などを担当する。2023年にジェイスリーに入社。リサーチ力・ヒアリング力をいかし、ブランディング戦略を支援している。
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