採用ブランディングは「リベンジ退職」防止に効果大!

昨今「リベンジ退職」が話題になっています。「リベンジ退職」とは、従業員が職場環境や待遇などに不満を抱き、退職する際に不満の意思表示として企業に不利益をもたらす行動を起こすことです。「リベンジ退職」を防ぐには、職場環境や待遇の改善はもちろんですが、採用ブランディングも効果的です。今回は、「リベンジ退職」と採用ブランディングの関係についてお伝えします。
入社前と入社後のギャップが不満を生む
近年は多くの企業が慢性的な採用難という課題を抱えています。そのため、少しでも優秀な人材を採用したい企業が、「職場の雰囲気や労働環境をできるだけ良く見せたい」「魅力的な企業だと感じてもらいたい」と考えるのは当然でしょう。
しかし、実際の職場環境を隠したり、事実とは異なる求職者が魅力を感じる情報を伝えたりしてしまうと、入社後に大きなギャップを感じ、不満を募らせていくでしょう。結果、リベンジ退職につながる可能性があります。
■リベンジ退職の例
・繁忙期に突然退職する
・周囲への業務の引き継ぎが不十分
・他の従業員に不満を吹聴して社内の士気を下げる
・SNSなどで企業への不満や企業の悪口などを拡散する
・業務上のデータを故意に削除する
・顧客データや業務データなどを持ち出す(犯罪に問われる行為)
自社の魅力を正しく求職者に伝える「採用ブランディング」
採用ブランディングは、企業の魅力を戦略的に発信し、求職者の共感を育んで信頼関係を築く活動です。噓・偽りのない企業の“リアルな姿”や“考え方”などを魅力的に求職者に伝え、興味や共感を抱いてもらった上で入社すれば、リベンジ退職を防ぐことにつながります。
リベンジ退職を防ぐ採用ブランディングの4つ役割
1)期待と現実のギャップの減少
採用ブランディングでは、企業の理念や文化、働き方を正確に伝えることが重要です。これにより、入社後の「思っていた環境と違う」というギャップを減らし、従業員の不満を抑えられます。
2)企業文化への共感の醸成
採用ブランディングを通じて、企業の価値観やビジョンを明確に伝えることで、共感する人材を採用できます。企業文化に共感した従業員は、長期的に働く意欲が高まり、リベンジ退職のような行動を起こすことはなくなるでしょう。
3)従業員のエンゲージメント向上
採用ブランディングは、企業の魅力を伝えるだけでなく、既存の従業員にも「自分はこの会社の一員であり、誇りを持って働くことができる」と感じさせる効果があります。従業員のモチベーション向上や帰属意識を持つことは、退職を考えること自体を減らせます。
4)透明性のある採用活動
採用ブランディングを実践することで、企業は求職者に対して透明性のある情報を提供することになります。例えば、実際の仕事内容やキャリアパス、職場環境、企業カルチャーなどを正直に伝えることで、入社後のミスマッチを防ぎ、リベンジ退職の要因が生まれることを抑制します。
嘘はNG。採用ブランディングのプロに任せるのが◎
そもそも職場環境が良くないことは採用以前の問題ですが、入社前に求職者を欺くような情報を与えることはすべきではありません。
ありのままの職場環境、リアルな社内の雰囲気を伝え、入社後にギャップを感じることがないようにしておくべきです。「職場環境をより良くするために現在進行形で取り組んでいる」ことをアピールすることも有効です。
また、企業文化や社内風土、従業員同士の関係性なども、表現手法や伝え方次第で求職者の共感を呼べる要素になります。魅力的な従業員が所属していることや、他社にはないような面白い社内イベントなどが求職者の琴線に触れる場合もあります。採用ブランディングのプロに依頼すれば、求職者の目線で共感を得られるような魅力や特長を見つけ出します。
採用ブランディングは、単なる採用活動ではなく、企業の長期的な成長と従業員の満足度向上に直結する重要な戦略です。
ジェイスリーでは、採用ブランディングのパッケージサービス「採用コンパス」をご提供しています。また、建設業界に特化した採用ブランディングを実施する「建設業界向け支援サービス」もご用意しています。
リベンジ退職のリスク軽減にもつながる採用ブランディングを、ぜひ御社でもご検討ください。
販促系広告制作会社でコピーライターとしてキャリアをスタート。BtoB商材を中心にカタログやSPツールの企画制作に従事。その後フリーランスとして独立し、約16年活動。その間、宣伝会議主催のWebライター養成講座の講師も担当。2019年よりジェイスリーに合流し、海運、観光、製造、商社、建設など多岐にわたる業種で、プランニング・コピーライティングおよびディレクション業務に携わり、わかりやすく伝わる文章制作を実践。整形外科分野(特に腰・膝・足首)の知見も持つ。熊本県出身。
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