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- 株式会社JAL-DFS
全社員ワークショップで自社の価値と仕事への想いを抽出。
社員による社員のためのMVVへと理念再構築をご支援しました。

今回ご支援させていただいたのは、日本の主要空港である成田空港・羽田空港で免税店を運営されている株式会社JAL-DFS様。同社の企業理念再構築プロジェクトをお手伝いさせていただいた私たちジェイスリーについて、普段オフィスで採用・育成を担当されている吉田様(右)と店舗にて店長職で販売業務をなさっている有本様(中央)のプロジェクトメンバーお二人にお話を伺いました。
社員全員で
新しい理念を
考えたい
今回、企業理念再構築プロジェクトを実施しましたが、どのような背景で私たちにご依頼いただいたのでしょうか?
<吉田>これまで、企業理念として「我々の使命」と「価値観」という言葉を掲げてきたのですが、時代が変わり、多様な価値観がある現代からすると考え方や表現に違和感を覚える部分がありました。そこで内容の刷新を社内的に進めてみたのですが、やはり社内の力だけでは進めることが難しいと感じ、ジェイスリーさんにお声掛けしたのがプロジェクトの始まりでした。刷新の方法について相談しているうちに、社員全員の意見を取り入れて新しい理念を考えていくべきだという考えに辿り着いて、全社員ワークショップを行うことにしました。

全社員ワークショップ前に大変だったことや不安だったことはありましたか?
<吉田>参加者のスケジュール調整です。総勢90名に参加してもらう予定だったのですが、店舗を閉めるわけにはいかないので販売部が頑張ってシフトを調整してくれました。
同じ部署や知っている人だけでチームが固まらないように成田空港店と羽田空港店の販売スタッフやバックオフィスのスタッフを振り分けていったり、(一回のワークショップにつき2チームで開催しましたが)片方のチームだけが盛り上がりすぎたりしないように、コミュニケーションをとりやすいチーム構成に頭を悩ませました。「あの人がいたら話しやすい環境を作ってもらえそうかな」とか、「この人たちは一緒にいる方が話が弾みそうだな」ということを考えていました。
<有本>企業理念の研修と聞かされていたので「どんなことをするんだろう?」と緊張しているスタッフが多かったですが、私はワクワクしていました。JAL-DFS独自の考え方にセリングカルチャーというものがあって、その研修は何回か受けてきましたけど、企業理念のことを話し合う機会は入社研修以来のことでしたから。
店長の立場にあるので、どんなことをするのかみんなに質問されたんですけど私自身もまったく知らされていなくて(笑)。「とりあえず企業理念ってどんな意味があるんだっけ?」と、振り返る一つの機会になっていましたね。
ワークショップに参加した人が戻ってくると、「どんなことをやるの?」「どんな準備をしていったらいいの?」と質問している人がいっぱいいて、真面目な人が多いなと思いました(笑)参加者からは「すごく楽しくて、気負わず参加して大丈夫だよ」という感想だったので、みんなの緊張もほぐれたように思います。

ワークショップで
仕事への考えや想いを
共有することができた
お二人が実際にワークショップに参加してみて、印象的だったことや感想はありますか?
<吉田>ワークショップをやるまでは、どれくらい意見が出てくるのか少し不安に思っていたんですけど、いざやってみたらそれぞれが会社のいいところを次々に出していくんです。しかも、みんな感じていることが一緒で、この会社の一体感すごいなって感動しました。会社の特徴として「チームワークの良さ」や「コミュニケーション力」というキーワードをみんなが挙げていたんですけど、実際にワークをやっている時にもチームを引っ張っていく人とフォローする人がいて、「チームワークの良さ」を再確認しました。
部署を混ぜたチーム編成だったので、普段業務上で関わりの少ない人が各チームに揃っていて、そこが面白かったです。
<有本>羽田はオフィスと更衣室が離れているので、更衣室と店舗を行き来するだけでオフィスに立ち寄らない販売スタッフもいますから、そういう人と管理部門のスタッフは会う機会が少なかったりします。
<吉田>ワークショップを一緒にやったことで、他のスタッフが「こういうことを考えているんだな」とか「会社に対してそういう想いを持っているんだな」というのを知ることができたのでよかったです。それと、普段関わりが多くないスタッフともワークショップで長い時間を一緒に過ごして仲良くなれたので、その後たまたま会った時にもコミュニケーションをとりやすくなったことも嬉しいです。
<有本>私の周りだと、ワークショップ後は「誰と同じグループだった」とか「こんな意見が出たよ」といった話題で盛り上がっていました。
「何をするんだろう」という不安やドキドキが大きかったけどやってみたら凄く楽しかったという感想や、ジェイスリーの方がファシリテーターとして入ってくださったおかげで話が弾んだという感想がすごく多かったです。ジェイスリーさんにはみんなから意見を色々と引き出して、本当に上手にまとめていただきました。私たちだけだったら絶対にまとまっていませんよね。

私たち現場の人間が
企業理念をつくることに
背筋が伸びました!
企業理念再構築プロジェクトのメンバーとして理念の刷新を行いましたが、参加してみていかがでしたか?
<吉田>企業理念再構築のメンバーは、成田空港店、羽田空港店、販売サポートグループ、商品部、経営管理部の各セクションから出してもらおうと考えていました。そこで、各グループ長に相談して適した人を推薦してもらい、有本さんや私も含めた7人で行うことになりました。
<有本>企業理念を新しくするためのプロジェクトメンバーと言われたので、最初は不安に思ったのが正直なところです。部内だけでなく会社全体に関わることなので責任重大で緊張しましたね。こういう企業理念って会社の上層部の方たちが決めるものだというイメージがありましたし。
でも、プロジェクトメンバーで初めて集まったときに、すごく馴染みのあるメンバーだったので一気に不安がなくなりました。逆に、私たち現場の人間が企業理念に携われることをすごく嬉しく思えて、「任されたからにはしっかりやらないと」って背筋が伸びましたね!
<吉田>みんなで楽しくワイワイ言いながら、ワークショップでたくさん意見を出してもらったのはいいけれど、どうやってその意見をまとめていくのか道筋がまったく想像できなかったし、プロジェクトメンバーで会議できる回数も限りがあったので、「本当に終わるの?まとまるの?」という心配をしていました。
<有本>冗談も言い合えるような安心感のあるメンバーだったから、緊張することなくスムーズに話し合いを進められたのも予定通りにまとめられた一つの要因かもしれません。
<吉田>話し合いは順調に進んでいきましたが、価値観の全文を検討して見直すという段階にきたときはかなり頭を使って個人的には一番大変な回でした。
<有本>みんなで直したいところの意見を出し合っていきましたよね。でも、気になった部分や考えていたことが一緒で、全然見当違いなことを考えていたということがあまりなかったから、みんなの意識がちゃんと擦りあっているんだなというのを実感しました。

誰ひとり妥協せずに
最後の最後までこだわり
自信を持って作れた
プロジェクトメンバーとしての最終案が決まったときの感想は?
<有本>できたー!って感じでした。ギリギリまで検討を重ねていたこともあって、完成した企業理念と体系図を見たときは、こんなに綺麗にまとめられた自分たちも凄いし、ジェイスリーのみなさんのリードする力も凄いなと思いました。
<吉田>プロジェクトメンバーでの検討がまとまるのか不安な状態からスタートしたので、最後にちゃんと着地できてホッとしました。一旦まとまりかけていた案を最終回のラスト30分で、さらに手直ししましたね。
<有本>理念の言葉でダブっている部分がどうしても気になって整えましたね。プロジェクトメンバーもジェイスリーさんも誰一人妥協せずに最後の最後までこだわれたので、すごく自信を持って作れたと思っています。
経営層にはどのように報告されたのですか?
<有本>プロジェクトメンバーの中から代表して3名が経営会議でプレゼンテーションさせていただきました。普段働いている場所が違うメンバーなので擦り合わせる機会をあまり作れなかったんですけど、発表のパートを分担してパワーポイントで資料を作って20分ほど発表しました。普段から経営層の皆さんとお話しする機会はあったんですけれど、一堂に集まっている経営層を相手にプレゼンしたことなんて一度もなかったので、9年間働いてきた中で一番緊張しました。でも、 ワークショップやプロジェクトの進捗は事前に経営層に共有していただいていたので、 皆さんすごく温かく聞いてくださって、内容もまとまっていたので社長からもお褒めの言葉をいただきました。今までも仕事で達成感を感じたことは何度もあったんですけれども経営層の皆様の前で発表して、本当に今までで一番達成感を感じた場面で、「やってよかったー!やっと終わったー!」と思いましたね。
ワークショップやディスカッションの様子を経営層の方々がご覧になられていましたよね?
<吉田>このようなプロジェクトをやるということはもちろん経営層に事前に伝えていて、とても関心を持っていました。それに、部署を超えて集まるワークショップだから、そこで社員同士がどういうコミュニケーションを取るのか、どういう雰囲気で進んでいくのか、というところに興味を持っていたようです。「すごくいい雰囲気でやれているね」という言葉をプロジェクトの進行中からもらっていました。

自分たちの意見が生きた
自分たちの企業理念
という意識がある
新しい理念体系になって、社員のみなさんの反応はいかがでしたか?
<吉田>最初は業務連絡で新しい企業理念の文章を全社に一斉に発信しました。その後は、各部署で浸透活動を進めています。
<有本>販売部は成田空港店と羽田空港店にそれぞれプロジェクトメンバーがいたので、メンバーが中心になって、新しい企業理念がどういう意味合いを持っているのかという内容の説明と、全員が参加したワークショップをもとにこういうディスカッションをして作られているんだよという経緯を伝える説明会を数回に分けて実施しました。
理念を文章だけで見ていたスタッフたちも、どういう過程で最終的な文章にたどり着いたのか説明を聞くことで、関心を高く持ってくれています。販売部は以前使っていた「我々の価値観」がかなり浸透していたんですが、「文章に施されている工夫がすごい」という言葉や「すごい身近に感じます」という声をもらって、新しく設定した価値観に対してもまったく違和感なく捉えてもらっています。
誰かが作った企業理念ではなくて、自分たちが参加したワークショップの中で、自分が言った意見が多く反映されていることもあって、自分のための企業理念という意識をしっかり持ってくれるスタッフが多くて、やってよかったと思いますね。

プロジェクト前と以後で、ご自身や社員の皆さんの考え方や行動に変化はありましたか?
<有本>社員に感想を書いてもらったんですけど、JAL-DFSをもっと社外に発信したいという気持ちを持っている人たちがすごく多いことがわかりまして、みんなで考えた納得の企業理念についてもこれから社外にも発信していきたいと思っています。
<吉田>JALグループにちなんで、理念体系図も飛行機のデザインにしましたし、もっと露出を増やしていきたいですよね。
私は、部署に縛られずいろいろなスタッフと長時間一緒に話し合う機会を持てたので、全社員でワークショップをできたことは本当に良かったと思っています。社員全員が楽しそうに参加していましたし、もともと良かった社内のチームワークが一層高まった気がします。
<有本>社員数が多い会社ではないと思うので、普段からコミュニケーションが取れている印象があったんですけど、今回のプロジェクトを通して部署関係なく常にコミュニケーションを取りやすくなった気がしていて、さらに働きやすい環境が整ったと思います。会社への愛着もすごく増しました。
一会社員として企業理念の見直しに携われることなんて中々ないので、すごく貴重な体験をしてスキルアップできたと思います。ここまで長い期間を通して、自分が働いている会社のこと(仕事や業務のことではなく)を考える時間を持つということが初めてで 、自分が働いている会社ってこういう会社なんだなとか、こういう仲間が働いているんだなというのを再確認できたとともに、その中で自分は何ができるのかを改めて考え直すいい機会になりました。JAL-DFSとしても未来に向けて新たな一歩を踏み出したのかなという印象があり、さらに会社が成長していけたらいいと思います。

最後にJ3とプロジェクトを実施してみての感想を教えてください
<有本>私たちに似て雰囲気が柔らかい方たちで、コミュニケーション力も高いし、すごい息が合うなという印象が強いです。だからこそ、プロジェクトがうまくいったんだと思います。
<吉田>全社ワークショップのときのファシリテーションが抜群で、もう感動でしたね。みんなから考えを引き出して、話が進むように促して、綺麗にまとめてくださった。あのリードなしで今回の結果はありえなかったと思います。
そもそも、企業理念を見直すのに私たちだけでは難しかったところを、うまく引っ張ってまとめてくださったことは本当にありがたいことでした。今後の理念浸透活動についても相談したいと思います。
ジェイスリー担当者の
「思い」
約半年にわたりJAL-DFS様の企業理念の再構築をご支援させていただきました。
事務局、プロジェクトメンバー、ワークショップにご参加いただいた社員のみなさま。どなたも明るくひたむきな方々で、本プロジェクトに前向きにご参加いただけたことに厚く御礼申し上げます。
インタビューの中にもありましたが、ワークショップで社員のみなさまのいろいろな声を聞き、プロジェクトメンバーの方々と共に納得するまで検討を重ねられたことで、社員のみなさまの仕事への姿勢や会社としてのビジョン、社会との関わり方などの想いが存分に込められたJAL-DFS様らしいMVVの完成に立ち会うことができました。
これから理念を浸透させ、事業活動や社員の方々の行動一つひとつに一貫性を持たせていくことが重要なフェーズに入ってきますので、理念浸透活動についても伴走させていただき、JAL-DFS様のさらなる成長をご支援させていただきます。
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