オシャレでカッコいいデザインにしたい、その前に考える大切なこと

「デザイン」という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか?

カッコよくてオシャレな感じ。
色とか形とか飾りとか、見た目のこと。
いま流行りのデザイン経営とかそういうやつと関係ある?
え?ジェイスリーさんの得意なやつでしょ?

はい、ありがとうございます。「デザイン」はジェイスリーにとっては息をするように当たり前にできている強みのひとつで、多方面からも高評価をいただいています。
これからも胸を張って「得意技です!」と言えるよう、ジェイスリーが大切にしている「デザイン」の考え方をきちんと言語化しておこうと思い、まずはデザインの意味を調べてみました。

デザイン(design) [名](スル)

1 建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。「都市をデザインする」「制服をデザインする」「インテリアデザイン」
2 図案や模様を考案すること。また、そのもの。「家具にデザインを施す」「商標をデザインする」
3 目的をもって具体的に立案・設計すること。「快適な生活をデザインする」

引用:デジタル大辞泉

ジェイスリーが大切にする「デザイン」の定義

この3つの意味を分解し整理すると、ジェイスリーが大切にする「デザイン」の定義が見えてきました。

(1)顧客や消費者とのあらゆる接点(=タッチポイント)で視覚情報として存在するもの

ロゴマークやパンフレット、Webサイト、パッケージなど、「ビジュアル化された目に見えるものを作ったり考えたりすること」と書くと、皆さまがもっとも想像しやすい「デザイン」かと思います。ただし、ここで抜け落ちがちな、でもとても重要な絶対条件があります。それは、モノが売れる、情報が正しく伝わる、使いやすいなどといった課題を解決するための機能性が備わっていること。これなくして「よいデザイン」とはしません。この後に、色や形を扱うための専門的なテクニックや感性(センス)が必要になってくるという考え方の順番です。

(2)全てのステークホルダーに対してブランドの「らしさ」を正確に表現し伝えること

企業価値や品質を保証する、ビジョンや理念に共感を得る、独自性を打ち出す、多くの人に知ってもらう、ファンになってもらう、選ばれ続ける…ブランディングにおける最終目的を達成するために、目に見えるものをアウトプットするだけでなく、価値の創造、コンセプトの構築、理念やビジョンの具現化といった、世界観の設計構築と広義的な意味合いで「デザイン」を定義します。つまり目的を達成できるデザインを「よいデザイン」とするというものです。

もしかすると、これからは“デザイナーという肩書きの人がやる仕事”という概念がガラリと変わる時代なのかもしれません。そういった意味では、ジェイスリーのメンバーはもうすでに、全員が“ブランドをデザインする仕事”をしているのかもしれないですね。

 

失敗したデザインリニューアル、その原因は…

デザイン領域に課題があり何か手を打ちたいんだけど、と考えていらっしゃる方の中には「オシャレでカッコ良くすれば集客できる!」と、つい表層的で短絡的なオーダーをされる方も少なくありません。お気持ちはよ~くわかります、確かに見た目を美しく保つことは重要なことです(人間もですよね…)。でも残念ながら、この切実な思いだけでは「デザインをリニューアルしたけれど、何も変わらなかった」という結果にしかならないのも事実です。

オシャレでカッコいい姿って、本当にあなた(企業、サービス)らしいですか?市場や顧客はオシャレでカッコいいあなた(企業、サービス)を好きになってくれるでしょうか?

一方的にあなた(企業、サービス)が見せたい姿や見られたい姿を表に出しても、それが受け入れられるとは限らないのが現実です。市場や顧客は、意外と無意識にかつ敏感に外見と中身のギャップを感じ取っているものです。

ジェイスリーではまず、どんな目的のために、どんな機能が必要なのか?何を解決するんだっけ?というところからお話を伺い、施策を考え、その上でデザインするフェーズに入ります。効果のあるアウトプットを生み出せる秘訣はここにあると考えます。

そのデザインは課題を解決するものであるか?
そのデザインは目的を達成するものであるか?

この問いかけを常に忘れず、皆さまにも共感していただきながら、これからも私たちなりに考える「よいデザイン」を生み出していきます。


よいデザインには欠かせない「言葉のチカラ」の大切さについて、ぜひこちらの記事もご覧ください。

 

取締役 中川 桜

1998年よりカタログやSPツール制作中心の制作会社にてデザイナーとしてのキャリアをスタート、2000年にジェイスリー入社後本格的にエディトリアルデザインの業務にどっぷり浸かり、多数の月刊誌、旅行系雑誌やムックのアートディレクターを歴任。現在の活動は、WEBメディアの企画や制作ディレクション、インナーブランディングのコンサルなど、クライアントの課題解決のための改善提案立案およびコンサルテーション業務まで多岐にわたる。座右の銘は「自分の感受性くらい、自分で守ればかものよ」

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