• Case Study
  • MINAMI GROUP株式会社

ホールディングスとしての価値を最大化するためのコンセプト策定プロジェクト

プロジェクトの目的

ホールディングスとしての「グループ価値」を最大化するため、グループ全体の存在意義、価値、ビジョン、そして社会との関わり方に焦点を当てたグループコンセプトを策定すること。また、傘下の事業会社であるアートテクノとサウステックのブランドコンセプトを策定することを目的とした本プロジェクト。2025年7月〜10月までの4カ月間で実施しました。

アプローチ

1. 現状分析・課題抽出
・すでに策定されていた各社の「MVV」に関する資料などで、経営層がこれからめざす組織像を確認

・アンケートの実施・集計 MINAMI GROUP、アートテクノ、サウステック、アイエム協同組合の社員を対象に、約10日にかけてアンケートを実施

・キーパーソンインタビューの実施 MINAMI GROUP、アートテクノ、サウステック、アイエム協同組合の計18名を対象にインタビューを実施し、グループおよび各社の強み、組織風土、めざす組織像、課題などを多角的に分析

・共通の価値観の特定 共通して見られる価値観として、「人」「絆」を大切にする姿勢や、仕事への情熱、「お困りごと」に対応する姿勢、誠実で倫理的な経営姿勢、社会貢献性などを抽出

・さらに、ブランドコンセプトを策定するアートテクノ、サウステックの2社に関しては、それぞれの「独自の価値」を抽出
  
2. コンセプト策定
・アンケート結果やインタビュー内容を共有し、グループコンセプトおよびブランドコンセプトの方向性について定例会でヒアリング・ディスカッションを複数回実施

・複数案の提示と意見交換を経て、グループコンセプトおよび2つの事業会社のブランドコンセプトを決定

施策

「核となる価値」を掘り起こすために、キーパーソンインタビューを幅広い層から実施。それぞれの立場から見た「強み」や「未来への展望」、そして仕事への熱い「想い」を詳細にヒアリングし、コンセプト策定の重要な手がかりとしました。

コンセプト作成は、コピーライティング経験を持つ担当コンサルタントが担当。リサーチデータとインタビューで感じ取った「想い」を丁寧に言語化しました。

作成したコンセプト案は、月2回の定例会でプロジェクトメンバーと徹底的にディスカッションし、フィードバックを基にブラッシュアップ。特にグループコンセプトは社長と何度も個別ヒアリングを重ねることで、確かなものへと昇華させました。

最終報告会では、

・多くの意見をどのようにまとめていくか想像が出来なかったが、最終的にはきちんと集約されて、みんなが納得したものができたと感じている。愛着を持って活用できそうだ
・グループ全体で統一感が生まれたような感じている。非常に良い言葉で表現していただけたと思う
・自分たちだけでは絶対にたどり着けなかった形のコンセプトが出来上がった
・いろんな感情や気持ちを表現するために、言葉の意味、力を考えながらプロジェクトメンバーとお話できたことがとてもいい経験になった

などの感想をいただきました。

クレジット

  • Date: 2025.07~10
  • クライアント : MINAMI GROUP株式会社
  • 業種 : 専門・技術サービス
  • サービスメニュー: brandconsulting、ブランド設計
  • 事例種別: ブランディング